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・7度目のピエール・ボナール《プロヴァンス風景》(東京国立近代美術館MOMATコレクション) 。あらためて素晴らしい。
・常設展は会期が改まって作品の展示替えが行われた。企画展がない中での常設なので、いつにもまして人が少なく、ゆっくりと。とくに小倉遊亀、岸田劉生、長谷川三郎、瑛九の作品で時間をかけて。いつもながら思うけれど、岸田劉生の《道路と土手と塀(切通之写生)》は実物を前にすると案外小さい(56×53㎝)。ほぼ正方形というのも意外な感じがする。
・それにしてもざっと常設を見た後にボナールを見ると、なんて構えがなく、だらしないのか、しっかりしていないのかと思わせる。品のなささえ匂わせるほどだ。